|
DJは浅井博章さん。14時台のゲストコーナーで登場。
(浅)「はいこの時間の今日のゲスト、ウルフルズ、トータス松本さんです!宜しくお願いします!」
(ト)「はい、どーも宜しくお願いしまっす」
(浅)「トータスさんがこの番組に登場するのはですね、1年ちょっと前、2004年の12月に出て頂いて。
『得意な料理』、について、たっっっぷりと語って頂いたんですが(笑)」
(ト)「そそそ。覚えております(笑)」
(浅)「その後、相変わらず料理は、新しく?」
(ト)「いろいろねぇ、あのー、やってますね」
(浅)「やってますか(笑) そのへんのお話もね、また伺いたいところなんですけども。
まずはですね、今日はNewアルバムのお話から、伺おうかなと思います。
今回の『YOU』というアルバム、3/8に発売されましたけれども、その前に『サムライソウル』が
シングルとしてリリースされて。しっかりNo.1を。4週連続でね。」
(ト)「はい〜ありがとうございます!」
(浅)「あのー、両A面でないシングルは、このOSAKAN HOT 100では、『ええねん』・『バカサバイバー』・
『サムライソウル』、と。3枚連続で確実に!1位を取っております」
(ト)「いや〜〜〜ありがたいですねぇ…(しみじみ)うんうん。」
(浅)「はい、この記録をね、どんどん続けていってほしいと思いますけれども。
今回のアルバムは12曲全部がラブソング。ということで、『バンザイ』のリリースから10年目という、
それが大きく影響しているようですけども。もう最初から、作る前から、今回はラブソングばっかりで
行くぞ!っと?」
(ト)「そう。もう、今回は『バンザイ』に挑むぞ!と。10年前の『バンザイ』を超えてやる!と思って。
一生懸命ね。うん。」
(浅)「それはあの、原曲ができた段階で、もうすでにラブソングっぽい歌詞が乗ってる訳ですか?」
(ト)「あ〜もう、うん、歌詞と曲は同時です。はい。ほとんどの場合は。」
(浅)「ああ〜そうなんだ。あのほら、サビがインパクトになる言葉がすごく多いじゃないですか。
そういうのも、もう最初っから?
それかもう、これはもう全然ラブソングにならへん、って言葉が乗っちゃうことはないと?」
(ト)「いや、そのねぇ、これがラブソングになる…これをラブソングにするにはどういう風にしよっかな、と
いうような感じ。だから『サムライソウル』って言葉がボーンてひらめいた時に、これがラブソングに
なるんかな?ていう風な感じはあるんですよ。
んで、でもまぁそれをするっていうか、なるっていうかね、それが面白いんですよね」
(浅)「ははぁぁ〜。 あの、非常に興味深かったのがですね、このアルバムの中で、関西弁の曲は
『サムライソウル』しかないんですよ」
(ト)「あっ、そうか。そういえばそうかな?」
(浅)「たぶんね、こう、ウルフルズのアルバムまでそんなに深く聴かないような人達は、もう、
ウルフルズといえば大阪弁、みたいなイメージを勝手に持ってるかも知れませんけども(笑)、
意外と少ないなぁと思ったんですよ」
(ト)「あーあーあーあー(笑)かもね〜。」
(浅)「そういうのはあんま意識しないんですか?」
(ト)「意識したことないですねぇ〜。んーただ、こう…、大阪弁が乗りやすい曲と、そうでない曲はある、
ってことですよね。」
(浅)「それはどういう違いがあるんですか?感覚とか?」
(ト)「んん?なんやろ? うん、『サムライソウル』みたいに、メロディーよりもこう…なんか、こう、喋り?
喋り先行みたいな感じの歌の場合は、大阪弁がすごい乗りやすいんですよ」
(浅)「はっはぁ〜〜。そうですね、『ええねん』とか『大阪ストラット』もそうですけど、やっぱこう、
途中で喋ってるところがすごい、ね。ああいうのは大阪弁のほうが。」
(ト)「そう、乗りやすいんですよ」
(浅)「なるほどね〜。じゃ標準語だからリズムに乗りにくい、ってことは全然ない?」
(ト)「ん〜それもないし、あんまり意識したことないですねぇ〜それは。」
(浅)「そうか〜。 あの、結構いろんなタイプの恋愛の曲がね、入ってますけれども。
なんて言うんですか、熱く『お前を愛してる!』だけでなく、ケンカした時の歌とか色々ありますけど、
そういうシチュエーションも色々バラけるように、バランス考えたりしたんですか?」
(ト)「いや、バランス考えたっていうかね、なんか成りで書いていくと、自然とバラけたって感じですよね。」
(浅)「こう、あんまり悲しい失恋の歌とかは、好きじゃないですか?」
(ト)「う〜ん、好きじゃない、ですねぇ〜〜〜。」
(浅)「自然と出てきたりはしないと」
(ト)「あんま…ああ、まぁ、なくはないけど、あんまりそういう曲を好んで作ろうとは思わないですねぇ」
(浅)「ご自身で経験として、ない訳ではない?(笑)」
(ト)「ありますよ!!(笑)ありますけども、そういうんは…あんまりこう…まぁ、世の中に一杯あるしね?
そういう歌は。僕があえてやる必要ないかなっていう。」
(浅)「切ない別れの曲とか無しで12曲ラブソング作るっていうのは、普通ではなかなかできないことだと
思うんですけども?(笑)」
(ト)「フハハハハハそうですかねぇ」
(浅)「今回、すごいやりきった達成感はありますか?」
(ト)「ん〜、あ〜でもまだ一部、ですよねぇ。終わらないですよラブソングはね。」
(浅)「もっと他にも、今回たまたま入らなかったようなラブソングは一杯あった訳ですか?」
(ト)「んっとね、それは曲としては無いけども、題材っちゅうか、テーマとしてはまだまだ書けそうな感じ」
(浅)「おおっ!すごい!! そういう、こう題材が一杯、どんどんどんどん出てくるところがまあ、
トータスさんの一番すごい所だと思いますけども(笑)。そしてアルバムの曲のアレンジもですね、
モノによって全然違ってますけども、一番強烈に印象に残ってるのが、10曲目。『口ぐせ』。
1分10秒くらい。何がびっくりって、歌しかない。(笑)」
(ト)「フハハハハハッ」
(浅)「いつ伴奏始まんのかなーと思ったら終わっちゃいましたから(笑) (→トータス大笑い)
最初は当然ギターと一緒に作る訳でしょ?」」
(ト)「いやいや作んないです。メロディーだけで作るんですよ。鼻歌でテープレコーダーに録音して、
聴いてみたら良かったんで、ああ、じゃあもうこれギター要らなーいって。」
(浅)「へぇ〜。ライブん時どうしましょ?(笑)」
(ト)「ん〜、もぉそりゃアカペラで歌うしかないでしょう。」
(浅)「他の3人の皆さんは?」
(ト)「あぁ〜う、もう…手拍子かなんかして(爆)」
(浅)「ハハハハハ! ああ〜なるほどね、基本的にはギターでコードから作ったりするんじゃなく」
(ト)「うん、そう、もう思い浮かんだメロディー…、ギターとか持つとね、あの、コードによって、
コードとかその、そっちに気ぃ取られることによって、メロディーを拘束するんですよ。
だからなるべく、こう、開放的に作るには、もう楽器とか持たないのが一番いいです。」
(浅)「なるほどね〜。たぶん、譜面にするとややこしいことになりそうな曲とかもあって、
『外面キング』とか、なんかもう…小節がハンパじゃないですか(笑)。難しいですよね?」
(ト)「そうそうそうそう(笑)あーれはもう、譜面で作る曲じゃない。理論で作る音楽じゃないですね。」
(浅)「なるほど〜。そういう“感覚で作られた”12曲が、入っております。
じゃあここでアルバムから1曲お送りしたいと思いますが…4曲目の『39』ですね。
あのー、これはご自身の経験に基づいたりしてるんでしょうか?」
(ト)「これは、僕の中での、こう、一番リアルな…リアリティのある、10年目のバンザイ、って感じですね。」
(浅)「こう、昔住んでた所に行って色々思い出したりとか?そういう経験もあると?」
(ト)「そうそうそう、あるあるある。うんうん」
(浅)「ああ〜なるほど〜。じゃあその辺の歌詞にもね、注目して聴いて頂きたいと思います。」
…ということで『39』オンエア。
(浅)「さて、この番組にご登場頂く方には、チャートにこだわって、“○○ベスト3”を教えて頂くんですが、
前回の“得意料理ベスト3”に続いて、今回はなんと、“黒澤映画”、を選んで頂きました。
というのも、『サムライソウル 』という曲自体が、黒澤映画を基にして…というか。
そうなんですか?」
(ト)「そうそう。黒澤映画にハマって、それで、黒澤映画を繰り返し観すぎて、それでもう音楽を辞めようと
思ったとこまで行ったんです。一回。」
(浅)「あ、映画とかそっち方面?」
(ト)「うん、こ〜れはもう、三船敏郎になるのは俺しかおらへん!と勘違いしたんです(笑)
で、もう音楽はちょっと置いといて、現代の活劇に俺は…それをやろうと。はい。」
(浅)「ハハハッそれくらいに黒澤映画にハマった1、2年、な訳ですね。
はい、そんなトータスさんのお気に入りの黒澤映画を3つ、挙げて頂きたいと思います。
それでは、まず第3位から。お願いします。」
(ト)「3位はねぇ、『用心棒』。」
(浅)「これは1961年の、黒澤監督の代表作のもちろん一つですけれども、主演は?」
(ト)「えーとね、三船敏郎。」
(浅)「あ、やっぱりそうなんですか。ハリウッドでもよくリメイクされる黒澤映画ですけども、この映画の
魅力、というのはどの辺にあるんでしょうか?」
(ト)「これはだからもぉ…三船敏郎の暑苦しさ。これに尽きる。(笑)」
(浅)「ハハハハハッ(爆) あのー、黒澤映画全般で共通して、その、ハマッた訳は何故なんですか?」
(ト)「もぉとにかくねぇ、理屈じゃない面白さと、痛快さ、三船敏郎さん演じるそのお侍さん、浪人の、
あの暑苦しさ。(笑) あの破天荒さがねぇ、もぉ僕しかできないと思ったんですよ。」
(浅)「よく喋るんですか?映画の中で」
(ト)「あ、セリフは多いよ。で、わりと口が汚くてね。言葉は汚いし。
んで、黒澤明さんの映画は、結構若い頃に一杯観たんですよ。実は。だけど、その頃はビデオでしか
観たことがなくて。レンタルビデオで借りてきて。で、今はDVDじゃないですか。ということはね、
今までいまいち聞き取れなかった音声とかも、日本語っていう設定にすれば、字幕で出るんですよ。
だから、時代劇でも、ちょっと難しい言葉でも全部判るようなって、面白さが倍増したんですよ。」
(浅)「なるほど、深いとこまで理解できるようになったと。」
(ト)「そぉなんです! 『用心棒』はもぉ、とにかくその、黒澤明さんがやりたかった、西部劇感覚の、
活劇の時代劇、みたいな。歴史の、史実に基づいたものでない、ムチャクチャやけど観て痛快、ていう、
そういうエンタテイメントの時代劇てゆうのんの最初、みたいなね。これが大ヒットしたんですよ。」
(浅)「それが『用心棒』、と。 さあそして、トータスさんが選ぶ黒澤映画、第2位は。」
(ト)「はい、『椿三十郎』。 これはその、『用心棒』の続編。」
(浅)「あ、続編なんですか。へぇぇ〜〜」
(ト)「そう、その、おんなじお侍さんが更に旅を続けて、やがてこの、色んな出来事に巻き込まれていく、
っていうね。」
(浅)「『用心棒』にしろこれにしろ、浪人という、とにかく剣は強いんだけども何処にも属さない…」
(ト)「そう、でね、名前が出てこないんですよ。
『用心棒』の時も、名前は何と仰るんですかって訊かれて、困って…主人公のその三船さんが。
名前は…って外を見たら、ぶわーっと桑畑があって。で、桑畑三十郎、って思いつきで言うんですよ。
…といってももうすぐ四十郎ですが。って言うんですけど(笑)。
ほんで、椿三十郎の時もそう。貴方のお名前は何と仰るの、て訊かれて、私の名前は…て見たら、
椿がこう、一杯咲いてるん。で、椿三十郎。…といってももうすぐ四十郎ですが。って言うんです。」
(浅)「…トータスさんっぽい(笑)」
(ト)「でしょ?(嬉) で、僕今39なんですよ。だから、もうすぐ四十郎なんですよ、僕も。
てゆう風に感情移入して観ると、すごくね、ああ〜この時の三船さんて今、俺くらいの年頃なんやなと
思うと、もぉ親近感がまた。クワァァ〜〜〜っともぉ。」
(浅)「なるほどねぇ〜、自分がむしろ演じてみたい、ぐらいの。」
(ト)「そう、そうそうそう!」
(浅)「はい、2位が『椿三十郎』ということで…そしてトータス松本が選ぶ黒澤映画、第1位は。」
(ト)「はい、『七人の侍』。」
(浅)「ああ〜、これはもう、最も代表作で」
(ト)「こ〜れはだからねぇ、もぉこれ1、2、3位、甲乙付けがたい。『七人の侍』はねぇ、やっぱりもう…
これは1位にして当たり前過ぎるくらいなんですけど、もぉホントに名画中の名画なんですよね。」
(浅)「どの辺のシーンが、特に好きなんですか?」
(ト)「あのねぇ…、もぉラストシーンが好きですね。あ、ラスト手前の、シーンが好きなんですよ。
全部、野武士をやっつけて、あの、志村喬が、『野武士はもう居らん!』って言うとこが
すっごい好きなんですよ。」
(浅)「結構、泣くんですか?」
(ト)「泣きます!もぉ(笑)。最後は泣ける。でも途中は…、もぉホントにあの…なんちゅうのかな、
なんてゆうんかな…目が離せない、ぐらいの勢いな訳ですよ。ずーっとね。あれは凄い。」
(浅)「当時は当然、特撮なんて言葉もないくらいの昔で。」
(ト)「そう、だからその、最後の決闘の場面は、大雨なんですよ。ま、降らしてるんやけど、大雨の中を、
ぬかるんだ地面を馬がぐわーと走って、三船さんとかがそれをバッタバッタ斬り倒したりする
シーンなんやけど、撮影したのが2月の真冬ね。で、三船さんはほとんど裸。裸同然の格好。
もぉホンっトに死ぬほど震えたらしいんですよ。でもそのねぇ、なんちゅうのかな、大変さが、
もぉものっすご絵にね、ちゃんとなってるん。」
(浅)「それぐらいこう、過酷な環境で撮影したからこその、こう、臨場感が出ると。」
(ト)「そうそうそう。この映画はねぇ、長いけども絶対に観て損はないと思う。」
(浅)「今の時代に観ても、絶対に退屈しない」
(ト)「もぉ今の映画なんてねぇ、これ観たらホントにもう、適う映画がなかなか無いくらいに面白いです。」
(浅)「判りました! 僕もまだ観たことないんで、ぜひともね、観たいと思います。
はい、という訳で、トータスさんが選んだ黒澤映画トップ3は、3位が『用心棒』、2位『椿三十郎』、
そして1位が『七人の侍』、でございました。
えー、サムライ映画についてたっっっぷりと語って頂いた後は、ウルフルズのお話もしたいと
思うんですけども。
4月から、ツアーが行われますね! Newアルバム『YOU』を引っさげてのツアーとなります。
今回のは、当然Newアルバムからが中心ということなんですが、ラブソング。」
(ト)「そうすね〜。もぉ帰りに皆、目がハートマークになって帰るような。これやりますよ。」
(浅)「なぁるほど〜!(笑)カップルで来いと!!」
(ト)「カップルで来いと(笑)。帰り、…もぉ、ラブホテルが満杯になりますよ!」
(浅)「あっははははは!!もぉ予約しとけぐらいの!(笑)」
(ト)「そう、予約しとけと。(笑)はい。」
(浅)「(笑)はい、いやー、パワフルなライブになりそうなので、ぜひ皆さんご期待頂きたいと思います。
では最後に、リスナーの皆さんにメッセージをお願いできますでしょうか?」」
(ト)「はい、えーとですねぇ、もぉホントにねぇ、『恋愛冷え症』と言われてる人達が多いらしいので、
えーウルフルズの『YOU』を聴いて、ちょっとあのー、恋がしてみたいなっていう気分になってくれると
すごい嬉しいと思うんですね。だから、ぜひ、聴いてみてください。」
(浅)「はい、人を好きになることはすごくハッピーなことなんだ、というパワーをね、貰えるアルバムだと
思います。それではこのアルバムからもう1曲、聴いて頂きたいと思います。
アルバムを締めくくる1曲ということで。曲紹介お願いします。」
(ト)「はい、じゃあ聴いてください。『あふれだす』。」
…『あふれだす』のイントロが入る。
(浅)「この時間のゲストは、ウルフルズのトータス松本さんでした!ありがとうございました!!」
(ト)「どうもありがとうございました〜!」
|