■ULFULS FREE LIVE 六本木ヒルズアリーナ
2009/07/10(金)
7月8日指定でFCから届いた、「ウルフルズ活動休止」を知らせるオレンジの封筒。
そしてそこには、都内某所で開催されるというフリーライブの告知。
詳しいことは追って発表…とのことだったが、
「とりあえず行っとけば何とかなるやろ」という、例によってええ加減な思考により、
9日、夜行バスに乗りこむ。
が。その車内で、ライブ入場には
「10日10時からの先着順電話予約による整理券が必要」というニュースを知り。
「…なんやとーーーーー!!?」 夜中2時のサービスエリアで絶叫。
会場となる六本木ヒルズには、朝7時半到着。
とりあえず携帯の予備電池を買いこみ、電話抗戦を挑むも、見事玉砕。(凹)
はいはい相変わらずそんなもんですね私の運は。( ´_ゝ`)
でもここまで来たからには何としてでも参加しようでないの。
…という訳で、なんとか整理券なしエリアの最前列、確保。
舞台まで多少距離はあったものの、アリーナよりは2段ほど床が高くなっていて、
立てた位置がちょうど、PAブースにしてある場所の斜め後ろで、
一般客を入れない空きスペースが前にあったので、比較的見通しが利いた。
良かった。少なくとも四人全員はなんとか見える。
これで、ちゃんと見届けられる。
アリーナ内には入れなかったけれど、これまで10数年間、
好きと言いつつも、のんべんだらりと観ていたへっぽこファンには相応しい位置だ。
18時30分少し過ぎ。
いつもの「クロスファイアリング」で、フリーライブ、幕開け。
舞台上手側から、メンバー登場。
トータス、ピンク系の派手な柄シャツに白いジャケット。
ボトムスはよく見えなかったけど、これもピンク色だったのかな?(あとで判る)
ケーヤン、おなじみ炎柄テンガロンと、首には白いマラボー。
服はやはりピンク?オレンジ?一面花柄っぽいドレスシャツ。
ジョンB、ピンクや水色などのエミリオ・プッチ風柄シャツに、白っぽいジャケット。
サンコン、水色の長袖ジャケットの中に、たぶん人の顔の絵が描かれた白いTシャツ。
(※近くで観た人情報等によると、おそらくケーヤンのは「you」ツアー衣装(TKデザイン)。
ジョン様のシャツは、たぶんキーポンムーボンのアー写で着てたものかな?
サコさんの服も、ツアー衣装かアー写かで見たことある気が。)
四人が位置につく。
と、早速「♪タン、タン、タン、タン♪」と、聴き慣れたあのリズム。
ぐるりと一回り会場を見渡して、トータスの第一声は、「YEAHーーーーーっ!!!」
ト→「YEAHーーーーーっ!! ウルフルズでーーーーーーっす!!
今日はどうもありがとう!!みんな盛り上がってくれーっ!!
Everybody Say YEAHーーーーーーっ!(→「YEAHーーー!!)
Say YEAHーーーー!!(→「YEAHーーー!!)
Say YEAH!→(「YEAH!!)
YEAH!!→(「YEAH!!)
カァモーーーン、ケーヤーーーーーーン!!!」
『ガッツだぜ!』
その瞬間、自分の居た場所では一気にどかーん☆と火が点いたようになって、
後ろからどかーん☆と押され、危うく自分、柵からこぼれ落ちかけた(^^;
慌てて警備の人も柵も2重3重に増やされ、全身で必死に押さえてる状態に。
前から後ろから挟まれ、冗談抜きで骨盤骨折するかと思った。(汗)
2曲目、『バンザイ』になってもお客の勢いは緩まず、
右手で柵を死守しながら、何とか左手だけ挙げてバンザーイ♪
(ちなみに言うと、右足はさっきのガッツで飛んだら5cmほど浮いたまま)
こういう状態だったんで、ステージの様子もなかなかちゃんと見られなかったのだが、
既にこの時点で、ケーヤンの首からマラボーが消えてたのは確認した。(笑)
トータスがテスコに持ち替えて(たぶん)、この日初めてのMC。
ト→「ありがとう! 改めまして、ウルフルズです〜〜〜!!
…えー、今日はね、ちょっと特別なライブに集まってもらってね、本当にありがとう。
まぁ、こんな大阪から出て来たバンドがね、最後の方へ向かってく頃になって、
六本木の…大都会のど真ん中でライブしようとは、想像もしてませんでしたね。
…しかし、なんか…喋るとすごい引くなぁ。みんな。(笑)
俺がなんか、すごい良いこと言うとか思ってるやろ?
なんかこう、1つでも聞き逃せへんようなこと、俺が言うんやないかと。
…まぁ、別にいつもと一緒ですよ。(笑)」
ト→「(アリーナ周囲のビルを見上げて)…おお、あんなとこから観てる人も居るんやなぁ。
なんか狙撃されそうやんな? 頼むから狙撃せんでくれよ。ハハハ(笑)
…えーと、じゃあね。ギター、ウルフルケイスケ。」
ケ→「えー、21年間、ね。こうしてやってこれたのは、本当にみんなのお蔭です。
本当に感謝してます。
…えー…、休みます!! まだまだなんで、甘えます!!
でもね、本当にスケールアップして。またみんなに会いに来たいと思ってます!
……えっと、今日はね、…って、あ、もうちょっとええ?
(「まだあるんかい」的ぬるーい微笑で眺めていたメンバーに訊く、
腰の低いリーダー・ケーヤン/笑)
(笑)…今日はね、目一杯やります! ウルフルズと楽しもう!!」
ト→「…やっぱり、喋るとなんか、シーンとするねぇ〜。(笑)」
ケ→「な、なんかちょっとドキドキするよね?(笑)」
ト→「うーん、そういうことか〜〜〜。今日はこれ、喋らん方がええんかな?
…いやまぁでも、せっかくやから、みんなに挨拶くらいはしたいしね。
…という訳で、ドラムはサンコンJr.〜!」
サ→「いやーもう、突然のライブのお知らせやったのに、こんな集まってくれて。
本当にありがとうございます〜。
…まぁその、この先のウルフルズの活動ということを考えてね?
そのために活動休止、ということを選んだ訳なんですが……
…って、あ、やっぱりシーンとするなぁ。。。(笑)
えっとね、でも。こうしてウルフルズは目の前に居ますんで。
精一杯、楽しんでいってください!!」
ト→「そしてジョン.B.チョッパー!」
ジ→「…いや、その〜…すごい良いこと言おうと思ってたんですけども…、
…今、まったく頭に浮かんでないです。。。
やっぱ、こう…四人で音を出すとね、バンドっていいなぁと、思いますね。
また、やれたらなと思います。…今日はありがとうございます。」
ケ→「そしてボーカルは、トータス松本〜〜〜っ!!」
ト→「…うーん、こうして四人でいると…別に、何の変哲もないウルフルズ…ですよね?
まぁその、巷ではね? 僕がドラマに出たり、ソロ活動ばっかりしてる〜とかで、
ウルフルズが嫌になったんじゃないか?みたいな憶測があるようですけども、
そういう訳じゃないんですよ。…まぁ、どう見てもそう見えるけどね?(笑)
確かに世間の誤解を招くような仕事っぷりなんで、ま、そこは申し訳ないんですけども。
ただそれは俺の所為だけじゃないよ? 事務所の所為。(笑)」
(※目の前の関係者スペースに、見覚えのあるタイスケスタッフさんが数人居らして。
中には1曲目から、ハンカチで目元を押さえていた人も居たのだが、
この時ばかりはみんな、顔を見合わせて苦笑い;^^ゞ)
ト→「いやでも本当にね? さっきのガッツだぜでも、やっぱりシビレるんですよ。
バーンって音出した瞬間に、キターっ!!て感じで。ガーッと揚がる。
やっぱり、四人で音を出すのは、すごい楽しいことなんですよ。
だけどただ、それだけでこの先、何十年もまだ続けていけるかというとね、
それはちょっと、自信ないんですよ。
それで、ちょっと休みたいなぁ、っていう感じでね。うん。
……えー、と、まぁ、まだライブは続くんで。
とりあえず、この辺でごまかして終わりにして、と。(笑)」
と、もにょもにょ言って(笑)、ギターを爪弾きながらゆっくり舞台を巡るスタァ。
スライドギターひと節→おなじみ♪デッ、デッ、デッ♪のギターウォーク。
そして弾きながらケーヤンの前へ行ったと思うと、
足元に落ちていたらしい炎柄テンガロンを拾い上げ、ケーヤンの頭に、ポン。(笑)
あ、これはどうも〜て感じで、笑いながら一礼するケーヤン。(^^*)
『借金大王』。
次はスタァが赤茶色のギブソンに持ち替え、『あの娘に会いたい』。
ト→「あ、そうそう。今日の衣装はね、スタイリストさんのアイディアで、
今までに着た衣装で揃えてみようってことになって。
俺のはね、これ忘れもしない…ってすっかり忘れててんけど(笑)、
5時間ライブの時の衣装なんですよ。」
ああ☆なるほど!!
ト→「まーねぇ〜、21年前のはさすがにやけど、10年くらい前の衣装とかやとね?
こう、ハウッ!(←息止めて身を縮めてる)って着る感じで…ちょっと、キツイ。(笑)
やっぱりね〜、微妙に年々ちょっとずつ、太っていってるんやねぇ。。。
体重を落としても、なんでウェストが変われへんのかな〜みたいなね。
やっぱね、上からだんだん下へ下がっていくね。
…ケーヤンなんか最近、チチ、出てきてんやんな?(笑)」
でえええええΣΣΣ(´д`ノ;)ノ
ケ→「(笑) う、うん、あの〜…ちょっと、やわらかめに。。。」
ト→「プニョってきたんや(笑) あ、でもね、なんかそれ俺も分かるわ!
こう…ものすご猫背なって、胡坐かいてちまちました作業とかしてたら、
なんかえらい、チチが下のほうにある訳よ!!
あれ?!俺もっとチチ上のほうになかったか?!って…。
えっらい乳首が下へ行っとって…一体どこを目指しとんのか知らんけど…(笑)」
ケ→「うん、そうそうそう、体重はほとんど変われへんねんけどねぇ?
…そういう覚えのある人もね、中には居ると。。。(笑)」
ト→「てゆーかね、今かっこわる〜て思ってるやろけど、お前らもそのうち来ますよ?(笑)」
ケ→「…ま、その…それが『ロック』というもんやね。(笑)」
ぶはははははははははっっ!!!(*≧Д≦)彡☆
ト→「(爆) いや〜、それをロックと言い切れば…ま、それはロックやけどもやな〜。
………じゃ、次の曲、やろうかな?(笑)」
『笑えれば』。
この曲の途中で、2回ほど、スタァの歌詞が少し飛んだ。
どんな状況だったのか、自分の位置からはメンバーの表情までは見えなかった。
でも、みんな最後までちゃんと歌い通し、演奏し通した。
スタァがギターを持ち替え(たぶんグレッチDuo jet)、『サムライソウル』。
イントロ、最初の部分だけ少しギターを弾いていたが、
途中から「♪思いは常に 前にあるぜ♪」の所まで、まったくのアカペラで歌った。
その後からは、いつも通りにメンバーの演奏が入ったが。
何と言うのかな、こんな「鬼気迫る」スタァの声を聴いたのは、初めてかもしれない。
ふっと、全身が総毛立つ感じがした。
ト→「えーと、…もう一言二言、喋りたいところやけど…いい言葉が、思いつかへんね。
ただね、『活動休止』、ということで、『解散』、とは言わなかったのは、
やっぱりそれは、四人ともがね、ウルフルズが好きやから、なんですよ。
…うん。そこは判ってるよ。
もうね?見るのも嫌や〜って、そういうことになってたら、それは解散やけど、
やっぱり愛情があるから、一旦、活動休止、にして。
数年後、世の中はあんまり楽しくない、景気も相変わらず悪い…て状態が続いてて、
そういう時に、ウルフルズがここで出な、どうするんじゃい!ってくらい、
立ち上がりたい気持ちに四人がなったらね、その時は絶対、立ち上がるんで。
そらもう、我々は…そういうつもりで、いますよ。うん。
………えっと、じゃ…もう一言、リーダーにも喋ってもらっとこかな?(笑)」
締めに困って、リーダーに振った気配のスタァ。(笑)
え!?って感じで慌ててる気配のケーヤン。(爆)
ケ→「え、あ〜っ、と……本当にね、感謝してます!! ありがとう!!」
ト→「ほんならもう、みんなにも喋っといてもらおか?(笑)」
サ→「あ、はい、ありがとうホントに!! 感謝の気持ちで一杯です!!」
ジ→「今日は本当にありがとうございます。…またきっとね、やりますよ。(笑)」
ト→「お互いに、いい年取ろう。うん。…ま、みんなババァになってジジィになって。(笑)
俺らもジジィになって…そして相変わらず、暑苦しい歌を歌いますよ。」
ト→「…じゃ、すごいこの大都会の…六本木に似合わない(笑)、
めちゃめちゃ大阪弁の歌を、歌います!!」
『ええねん』。
何度も何度も繰り返した最後の「ええねん」コーラスの間に、
何度かスタァが何かを叫んでいたけれど、絶叫すぎてそれは聴き取れなかった。
それくらい、演奏も歌も何もかも、みんな全身全霊の『ええねん』だったと思う。
これで本編が終了になって、一旦メンバーは袖へ下がる。
メンバーを送るものすごい拍手と歓声が、そのままアンコールを求める手拍子になって、
当然、手拍子はやがてどこからともなく3拍子の「A.A.P」コールに。
たぶん、それほどの間は空けずに、再びメンバー登場。
ト→「ありがとう〜〜〜! …これで明日のTVも大丈夫やなぁ。(笑)
いや、すーごい人が少なかったらどないしよかな〜て…良かった〜。。。
……もう、その…、何を言えばいいんか判らへんね。
とにかくその…いやもう、さっきすごい良いこと言った気がするんよ。
って、何言ったか覚えてへんねんけどね?(笑)
……そう、この、活動休止、ていうこともそうなんやけども、
やっぱりね、男も40を越えたら、腹を括って生きていかなあかんな、とね?
最近はよく思う訳なんですよ。
何かこう、ひとつ良いことを…こういう場でね、ビシッと決まることを言えるような、
そういう男になりたいなと、思うんですよ。
ただ…ちょっと今は…、そういうことができそうにないなぁ。。。(笑)
まだ、俺の中にそういう能力が無い、っちゅうことやね。それは。
今度、復帰する…復活する時にはね、そらもう…しびれるようなことを!!
しびれるような良いことを言えるようになりますよ!!」
ト→「…じゃ、やっぱり最後にはいつも歌ってきた歌を!!」
『いい女』。
この日の「ひとつだけいいたいこと」は、
「♪ホンマにどうも…、言葉にしきれない、ありがとーーーーう!!!♪」
ケーヤンが、膝を屈めて何度もジャンプするのが見えた。
サコさんが、目をギュッと閉じて一緒に歌詞を叫んでるのが見えた。
ジョン様が、前髪を振り仰ぎながら弾くのが見えた。
呼び戻しで、おしりからじりじり後ずさりで出てくるスタァが、見えた。
全部、いつも通りだった。
何も変わらなかった。
メンバーがハケても鳴り止まない拍手が、またそのままAAPコールになって、
いつまでもいつまでも鳴り止まなくて。
再び、四人が舞台に戻って来てくれた。
四人はいつもの見慣れた順番で、舞台前方に一列に並び、手を組んだ。
そして脚をクロスして、深々とお辞儀。
ゆっくりと大きく手を振って、舞台を下りていった。
ここでもう、場内には「…本日の公演は、全て終了いたしました…」のアナウンスが流れたが、
アリーナ内も整理券なしエリアもテラスの立見も、ほとんどのお客が帰る気配がない。
3拍子の手拍子と、所々から聴こえるAAPコールは止まない。
何度かアナウンスが流れて、どれくらいの時間が経ったんだろうか。
不意に、再び舞台のライトが点いた。
そして、もう衣装は着替えてしまったらしいトータスが、おそらく私服の、
Tシャツの上に何かシャツを羽織った姿で、そこに現れた。
同時に袖からローディ・近藤さんが走り寄り、スタァのギブソンにコードを繋ぐ。
アコギを受け取り、ハープホルダーを掛けながら、舞台中央に立ったスタァ。
ト→「ありがとう!…みんなはどう思うか知らんけど、
今、俺が一番やりたいこと、やっていいですか。」
そう前置いて、始めたのは、ひとり弾き語りの、『明星』。
ひとりで歌い終わると、すかさずスタァは「…ウルフルズーーー!!」と一声。
やはりもう私服姿のメンバー3人を、再び舞台に呼び入れた。
「ウルフルケイスケ〜!」、「サンコンJr.〜!」、「ジョンBチョッパー!」
それぞれの名前を一人ずつ呼び上げて、紹介。
そして最後に一言。
「「「また見てねーーーーーーーーーっっ!!!!!」」」
ケーヤンがギターを弾き、
サンコンがドラムを叩き、
ジョンBがベースを弾き、
トータスが歌う。
本当に、本当に。
ただもう最後まで、自分の知っている「ウルフルズのライブ」で終わった。
人によって、受け止め方はそれぞれだろうとは思うけれども。
少なくとも、自分はそう感じた。
|